岡田吉朗先輩 ご紹介
 1951年(社)川崎青年会議所チャーターメンバーとして初代・2代・3代理事長、1955年(社)日本青年会議所副会頭、56年監事を歴任されました。
 1953年理事長としてマニラJCドミンゴ理事長の来朝歓迎会に出席したことから川崎JCと比国JCの友好がはじまり、その後の訪比により比国には戦争による日本へ対する憎悪がいまだに残っていることを身をもって体感し、時のJCIビラヌー会頭宅でドミンゴ理事長と同席した際「両国の子供たちの世代から親善の土壌を耕し始めなければならない」と始められた事業が「日比親善児童画展」であり、翌年には日本JCの事業となり日本JC児童図画委員会 委員長をお努めになられ、後に最大79カ国に広がりをもった日本JC継続事業「国際児童図画交歓事業」となりました。

 この国際事業に対し1955年11月イギリス・エジンバラで開催された第10回JCI世界会議にて、日本のメンバーとして最初の個人特別功労章を受賞。さらには1957年10月日本で初めての第12回世界会議開催の際には、JCIよりJCIアワード、アウトスタンディング・メンバーの栄誉を讃える賞状を授与されるという経歴をお持ちです。

 また、1953年第1回全国大会名古屋大会より出席なされ、一度として欠席されることなく、91年(社)日本青年会議所40周年にあたる東京大会では連続40回出席を達成され、表彰を受けられました。その翌年体調を崩され、以降全国大会へのご参加はなされませんでしたが、車椅子にてシニアクラブの会合、現役式典等に出席される"真のJCマン"のお姿に、多くのシニアメンバー、現役メンバーが感銘を受けました。

 岡田吉朗先輩が1951年に川崎JC理事長時代より日本JC役員を歴任されご卒業されるまでの書類・その他記念品の数々。また、その後シニアとなり全国大会やその他JCに纏わる様々な書類・記念品等々を保管所持なされておられましたものは、現在、日本JCにさえもこれだけの資料は残っておらず、この貴重な資料を「後世のJCに役立つのならば」と、2004年10月に、ご子息岡田伸浩93年会頭より日本JCシニア・クラブに寄贈いただきましたものです。

 日本JCシニア・クラブでは、これを『岡田文庫』と称し厳重に保管しながら事務局内ショーケースに都度一部づつの展示をおこなっております。

 本年、2005年度(社)日本青年会議所JCアーカイブ運営委員会によって全ての書類・記念品等がデジタル化され保管されることとなりました。